四つの距離
あなたは、人との距離感を意識した事はあるだろうか?
友達との距離感で迷う事はないだろう。
きっと、異性や上司などと接する時に、意識したのではないだろうか?
では、様々なシチュエーションにおいて、適切な距離感を学んでいこう。
『距離』のとり方はコミュニケーション能力や相手との親密度に大いに関係している。他人に対する距離のとり方を、以下の四つの距離ゾーンに分けて説明した。
1.密接距離
2.個体距離
3.社会距離
4.公共距離
『とっさのしぐさで本音を見抜く』トルステン・ハーフェナー
人は距離のとり方という身体シグナルにより、自分のテリトリーを示して安全ゾーンを確保している。
ではこれらを一つずつ詳しく見ていこう。
1.密接距離
信頼のおける近しい相手のみに入る事が許されるゾーンだ。
距離は0cm〜45cmである。
主にパートナーや両親、子ども、親しい友人などにとられる距離感だ。
異性の好意を見極める方法
・異性の密接距離に立ち入ってみる
相手が遠ざからない場合→好意あり
相手が遠ざかった場合→好意なし
2.個体距離
信頼のおける友人などが入る事が許されるゾーンだ。
距離は50cm〜1.5mである。
握手ができるような距離感であり、異性や同性の友達などに基本的にとられる。
会社の付き合いで、このような個体距離をとられた場合は、
信頼を置かれていると思って良いだろう。
3. 社会距離
「仕事上の付き合い」や上司にとるべき距離感。
ビジネスにおいて個体距離や密接距離に踏み入ってしまうと
「馴れ馴れしい」と思われてしまうからである。
事務的なやりとりをする距離感といって良いだろう。
距離感は1.5m〜4mだ。
4.公共距離
一対一の関係性が成立しない距離。
具体的な数字としては4m〜とされている。
この距離になると誰もがバラバラに行動している。
主に、講演会などがこの公共距離であると言える。
講演者と聴衆の一対一の関係性が成り立たないだろう。
以上、四つの距離を見ていただが、おそらく沢山の経験が知識と結びついたのではないだろうか?
今後の人生にお役に立てて頂けたら何よりです。