表情から感情を見抜く
人間の顔には、44個もの筋肉がある。
それら筋肉の組み合わせで表情が作られる。
1979年、アメリカの心理学者により、FACS(facial action coding system)表情分類システムというものが開発される。
これは、顔の表情を記述し分類するためのシステムです。
人間の表情を、顔の筋肉のわずかな部分までとらえた写真を集め作られた。
そのため、世界中で未だに信頼性の高いものとして使われている。
感情を表す表情は世界共通だ。
基本的な感情を表す表情は、遺伝子に組み込まれている
からである。
微表情
微表情とは、1秒の何分の1というほんの短い時間だけの表情変化のことをいう。
そのわずかな時間に人の本心は表れるのだ。普通の表情とは違って微表情はごまかす事ができない。
微表情は、一瞬の動きなので見分けるのは難しいが、
少しずつ訓練していけば、読み取れるようになるので。
人と会話するとき、知覚を研ぎ澄ませ意識していこう。
表情は人から人へと伝染する
あなたは普段、笑顔で過ごせているだろうか?
そして、周りにはどのような性格の友達がいるだろうか?
あなたが笑顔で過ごしていれば、きっと周りには笑顔で明るい友達がいるはずだ。
楽しいから笑うのは勿論だが、笑えば楽しい気分になるだ。
気分が落ち込んだ時は、笑ってみよう。きっと笑顔が明るい気持ちにさせてくれるはずだ。
表情には、人を変える力がある。
あなたが夢や目標に向かって努力していれば、
周りの友達も夢や目標を持った友達が多いはずである。
それは、あなたが夢や目標を持っているから、日々、真剣に目の前ことに取り組んだ表情になる。
そうして、表情を通して人に思いが伝染する。
あなたがある表情をすれば、相手も同じような表情を返してくる。
顔の表情には、他人の表情を変えるだけの力がある。
身の回りには、同じような表情をした人が集まる。
手の動き
友達と喋っている時、友達の身振りを思い出して欲しい。
恐らく、話しながら手を動かしているのではないだろうか。
話しながら手を動かす人は多いのだ。
ではなぜなのか?
脳内では言葉を司る部位と、
手の動きを司る部位は同じエリアにあるためだ。,
人は、話す時、手を動かすことによって、自分の思考を補っているのだ。
人が手で指したものは、その人が大切だと感じているものであることが多い。
身振りは、表情と違って、全世界共通ではない。
例えば、日本で行われる同意のサインとして使われる縦に首を振って頷く動作は、
インドやパキスタンでは、横に振って行われるのだ。
海外に行く時には、よく使われるジェスチャーは確認しておこう。