色彩心理学②〜商品の売れ行きは色で決まる〜ビジネスで使える心理学〜

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みなさんが何気無く買っている缶コーヒー、

今あなたが手に持っているかもしれないスマートフォン、

それらの商品に、売れやすい色があることをご存知だろうか?

 

 

あなたの身の回りの家電製品を思い浮かべてほしい。

 

 

 

きっと特定の色をした商品が多いことに気づくであろう。

 

きっともうあなたは売れやすい色というものに気づいているかもしれない。

 

 

売れる色とは『』、『』、『(シルバー)』、『の4色である。

 

 

今、あなたの周りに人がいるなら観察して欲しい。

 

身近なスマートフォンなどは、ほぼこの4色のどれかであることだろう。

 

では、なぜこの4色が使われているのだろうか?

 

 

 

実はこの4色とは、工業製品がない時代から、人間が遠い昔から慣れ親しんできた色なのである。

 

 

赤は『太陽・血・火

青は、『水・海・空

黒は、『夜・暗黒

白は、『昼間・雲・雪

 

 

 

上に示したように、人間はこれらの自然界から与えられた赤、青、黒、白、の生活する上で欠かせない情報と共に生活してきたのである。

 

 

そのため本能的にこの4色に注視してしまうのだ。

 

 

商品を作る側の目線で考えれば、

 

商品が人間の本能を刺激するこの4色であれば、

より買ってもらえるチャンスが増えるのである。

 

 

では、この4色について深く掘り下げていきたいと思う。

 

 

は、世の中で最も強い『販売色』である。

自然界で言えば、赤は『太陽、血、火』がある。

人間の生死にもっとも影響の大きい情報を与える色であるため、人に強い印象を与えることができる。

大ヒット商品の多くは、赤をメインカラーにしたものが非常に多い。

 

あなたはコンビニエンスストアと聞いて、

どのコンビニエンスストアを思い浮かべただろう?

恐らく、赤い看板を使用した唯一無二のコンビニエンスストアだったであろう。

 

また、お店の看板や大手メーカーのロゴにおいては、

安売りの値札などで赤は使用している可能性は極めて高い。

 

 

赤という色は非常に強い色だということがお分かりいただけただろう。

 

 

青は『赤に対抗できる色』

 

 

先程、赤は世の中で最も強い「販売色」であるということを紹介した。

ではもし、同じ商品ジャンルで先に赤い商品が存在し、

すでに注目を集まってしまっていた場合、

 

あなたは何色を選択すれば良いだろうか?

 

そこで、選択するべき色が青なのである。

赤と青のライバル関係にある商品や企業は実に多いのである。

 

青は爽やかで、知的で、気持ちが落ち着いていて、存在が強烈過ぎず、いつ側にあっても邪魔にならない色なのである。

 

それに対し、赤は目立つ色ではあるが強すぎると感じる人もいるのである。

 

 

青の持つクールさ、爽やかさ、知的なイメージが売りたい商品のイメージと

うまく合致すれば、赤と対等に近い戦いを繰り広げることができる。

 

 

『黒』と『白』は共に売りやすい色の代表である。

 

 

『黒』と『白』は不況な時、あるいは保守的な商品選択、

失敗したくない場合を行う場合に、この2色を選択するケースが非常に多くみられる。

 

みなさんは黒という色にどういうイメージを持っているだろうか?

恐らく、黒には高級感があるというイメージを持っているのではないだろうか?

 

黒は高級感や重厚さをアピールしやすいという特徴がある。

『正式』『フォーマル』『高級感』を表現したいので場合は黒

 

続いて、

黒と対照的な新しさを感じさせる白である.

白い製品と言えば、

みなさんお馴染みのapple社のiphoneなどが代表例としてあげられる。

『清潔・リセット・新しさ』のキーワードが連想される商品には白が合うのである

白は人にワクワク感を与えられる色なのである。

 

あなたは新しく電化製品を買うとしたら、何色を買うのだろうか?

 

 

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